当サイトでは、注文住宅をつくるときに覚えておくべき建築基準法についても触れています。
建築基準法の一つに高さ制限がありますが、これは家の高低差を規定するルールで隣接する家への日当たりを考慮したものです。
他にも、土地探しから工務店への依頼や施工および完成までにかかる目安および入居までに必要な期間についても触れていますし、内装はモダンテイストにすることで癒しの空間を作り出してくれる、平屋は2階建てと比べ価格が安いのか、家づくりを始めようと思った時には住宅展示場にいくべきといった理由もご紹介してあります。
注文住宅を建てるなら高さ制限に注意!
注文住宅は自由設計ではありますが、建築基準法の法律に準拠していることが求められます。
家の設計図はお住いの住所を管轄している役所に提出を行い法律に適合しているのか否かをチェック、そのうえで建築許可を貰えるようになります。
自宅ができることでお隣さんの日当たりが悪くなる、これは死活問題でもあり法律の中には北側斜線と呼ぶ高さ制限が設けられているのが特徴です。
具体的な高さは素人ではわかりにくいのですが、注文住宅で家づくりを行うための土地にはそれぞれの用途地域が決められておりその用途地域に応じた制限があります。
基本的には、設計者が高さ制限を考慮した形で設計図を作成してくれますが、このようなルールがあることを把握しておきましょう。
注文住宅の建築現場に足を運んでみましょう
注文住宅を依頼すると建築現場に気軽に行くことができます。
いくつかチェックするポイントがあり、例えば屋根工事の場合種類や色などをチェックしましょう。
注文住宅の屋根工事大工が仕上げた屋根の下地に対して、瓦やカラーベストといった屋根材を張っていくことが可能です。
屋根の種類や色が希望のものになっているか確認したり、スタッフとコミュニケーションを図ると気持ちよく作用してくれます。
間柱やスジカイの施工の日になると、スケールを持参することをおすすめします。
スジカイ間柱は柱と柱の間にある壁などを作る素材です。
スジカイは地震に耐えるため柱と柱の間に斜めに入れている資材で、柱の上下やスジカイの上下、梁のつなぎ目といったつなぎ目になる部分において、金物が付いているか確認することをおすすめします。
金物が付いているかがポイントになります。
この段階において社内検査や検査機関などによる検査が行われることになり、とった写真や検査資料をもらっておくと便利です。
後になってからどんな検査があったか、どんな金物をどのように利用されているか把握することができます。
建築現場になるべく足を運ぶといろいろな発見があり、家が造られていくシーンを楽しむことが可能です。
リビングやキッチンの間取りは注文住宅でも最重要になる
注文住宅でより良い物件を手にするためには、予算に応じた間取りを考えていく必要があります。
例えば、家族で生活をするための住宅が欲しいと考えている場合、リビングやキッチンにゆとりのあるスペースを考えなくてはいけません。
ただ、単純に広く間取りをとってしまうと他の部屋の空間を圧迫してしまったり、物を置くためのスペースが無くなってしまうことも多いです。
実際に、キッチン周りの空間を上手く作っていくことは注文住宅では最重要の課題です。
リビング周辺の空間は、それぞれの部屋や階段、そして玄関へとつながるための動線になっていますので、ここを上手くしないと生活が窮屈になってしまうからです。
注文住宅の場合、その仕事を請け負う業者は最大限にクライアントの要望に応えようとしてくれます。
しかし、現実的に考えて納得のいくものを提案することも大切です。
予算がオーバーする時には、業者が提案する最善のプランを選択することも1つの手段です。
注文住宅を建築するときの工務店選びを考える
近い将来注文住宅を建築したい場合には、注文住宅を専門的に扱っている業者を選ぶことが重要になります。
そのうちの1つは、工務店と呼ばれるところです。
その特徴は、大抵どこの地域でも地域密着型であることが多いことです。
一方これに対してハウスメーカーの場合には、地域密着型と言うよりも、日本全国にあるためこれを見かけたことがある人が少なくないはずです。
地域密着型の工務店の特徴の1つは、細かな配慮をしてくれることです。
また、地元の土地等に詳しいことをその魅力と言えるかもしれません。
例えば、水害の多い土地や静かな土地等をよく把握しており、それぞれその人に適した建築をすることが多いです。
地元に関する情報が多いため、何かわからないことがあればそのスタッフに聞いてみるのが良いかもしれません。
通常の住宅を建築する場合には、4ヶ月以上の時間がかかることもあるでしょう。基本的には、そこまで素早く仕上げるわけではありません。
注文住宅に最適な敷地の条件や特徴について
土地を建物を個別に考え好きな間取りの家を作ることができる注文住宅、最初に土地を探してから家の設計や施工を依頼する工務店やハウスメーカーを選ぶなどの流れで家づくりを行うのが特徴です。
注文住宅では、土地と建物が別々になっているのでライフスタイルに合う環境を持つ場所を選べるなどのメリットがありますが、家を建築する敷地は正方形や長方形などの形をしているのが良い、道路に面した場所を選ぶのが良いそして可能な限り道路との段差が小さな場所を選ぶのが良いといわれています。
奥まった場所にある土地は、道路から少し離れているので静かなどのメリットはあるけれども、敷地そのものが奥の方にある場合には重機による資材の搬入ができないこともある、道路から数メートル上にある土地などでもクレーン車を使い木材や住居内設備の搬入が必要になるので、その分コストが多くかかってしまうなどのデメリットがあることもチェックしておくと良いでしょう。
注文住宅であれば憧れの3階建て住宅も手に入る
建売住宅を購入する場合は、平屋か2階建てが多い傾向があります。
3階建てが販売されているケースは少ないので、このタイプの住宅に住むことに憧れがある場合は残念な思いをする可能性が高いです。
しかしながら、注文住宅を購入するのであれば3階部分をつくることも問題ではありません。
建売住宅で理想的な階数の家を見つけたとしても、部屋の間取りに気に入らない可能性も高いです。
自由にプランを決めることができる注文住宅を選ぶのであれば、好きに部屋を配置することができるので、希望をしっかりと反映させることができます。
3階は静かに利用できる書斎を設けたい、星空が見えるような天窓のついた部屋を設けたいというようなアイデアを実現することも可能です。
注文住宅を建てるのであれば、間取りや設計、デザインの全てを自由に3階建ての家を建てることができるので、このタイプの住宅の購入を積極的に検討してみることがおすすめだと言えるでしょう。
注文住宅を検討したら展示場へ!見るべきポイントは?
理想的な住まいを建てるために注文住宅を検討したら、展示場に行くことが一般的な流れの一つです。
ただ足を運ぶだけではなく、見ておくべきポイントを押さえておくことが大切になってきます。
少しでも多く見学した方が良いと考えてしまいがちですが、一日に多く見学しすぎると、最初に見たものから忘れていってしまうので多くても三つほどにしておくべきです。
住宅性能とオリジナル製品をチェックしたり、省エネ性能や耐震や制震など地震に対する性能も、欠かさず確かめておくべき重要なポイントになってきます。
スタッフに相談することにより、適した提案をしてくれたりアドバイスももらえるので話してみるようにしましょう。
不動産情報を始めとし、ローンや税金、注文住宅を建てる具体的な費用や利点、注意点はもちろんのことリフォームについての情報も入手することが可能です。
目的に合わせた事前準備をしておくことで、より理想の家にするための役に立てることが出来ます。
人気が高まっているサーフハウスの注文住宅
注文住宅は、大手ハウスメーカーの金太郎飴のように同じデザインの住宅が多く都市部に建設されていることが多かったのですが、現在では施主だけのオンリーワンデザインの住宅を海辺や避暑地などに建築する施主が増加しています。
海が近い地域では、カリフォルニアスタイルやビーチスタイルとも呼ばれるアメリカ西海岸のカリフォルニアテイストのサーフハウスが人気であり、サーフィンが好きな人を中心に数多く建築されています。
この注文住宅は、海辺に面しているリビングから直接ビーチに走り出してサーフィンを楽しむことができる間取りであるだけでなく、サーフボードやウェットスーツなどサーフィンの道具をインテリアとして使用してもおかしくない室内装飾が特徴です。
また、海を楽しんだ後のシャワーや道具の収納庫などマリンスポーツのための設備の設置がされており、昨今流行しているアウトドアを楽しむのに適している住宅です。サーフハウスは、海外のリゾートのような開放的な住空間を堪能でき、多様なライフスタイルに適応できる注文住宅です。
平屋建て注文住宅が最近特に人気を集めている理由
注文住宅は自分たちの好きな内装やテイストや間取りで作ることが出来ますので、まさに理想がいっぱい詰まった住宅ということが出来ます。
注文住宅で人気のスタイルや家の大きさなどは時代とともに変わってきています。一昔前は二階建てで玄関が吹き抜けになっている大きな家が好まれていましたが、最近は平屋建て住宅を作る人たちが増えているようです。
理由として、平屋建ては階段や段差が少ないので足腰が悪くなったり高齢になっても住みやすく安全だからです。さらに、上り下りがない分メンテナンスやお掃除が楽ですし、小さいお子さんがおられるご家庭であれば子供たちの動きや様子が見やすいというメリットがあります。
ある程度の土地に余裕があるのであれば、ぜひ平屋をお勧めいたします。注文住宅で平屋を建てる際の費用は、坪数などによって異なりますが、特にこだわりがない内装で30坪程度ですと建築費だけで2000万円以下でできる場合があります。
宮大工に注文住宅をオーダーすることは出来るのか
神社・仏閣の建造を専門的に行う大工さんを、宮大工といいます。高いスキルを持つ宮大工の方々に、注文住宅づくりを頼みたいという人はどうするべきでしょうか。
実は、いくつかの工務店の中にはこうした要望に応じており、ホームページで建設した注文住宅を画像付きで披露しています。
日本風家屋だけに対応しているとは限らず、個人の要望を細かい部分までヒアリングしてくれる点が大きな魅力でもあるので、ぜひ相談すべきことです。
注文住宅を建てる際に、ハイレベルなスキルを持つ大工さんたちに頼みたいと考えるのは当然のことです。ですが、理想のお家づくりは黙っているだけで完成するものではありません。出来るだけ自分たちの理想とする間取り、イメージ、注文住宅に求めるものをイラストや文章などでしっかり伝えるよう工夫すべきです。
工務店スタッフの方の提案はもちろん、現場の大工さんの働く様子も確認すれば、より自分たちのお家に対する熱意が伝わるでしょう。
注文住宅で建築するなら、災害に対する備えとして自家発電を設置すべきです
注文住宅は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に始まった自然再生エネルギーの固定価格買取制度の施行によって太陽光発電システムを搭載したシリーズが多くなり、大手ハウスメーカーにネット・ゼロ・エネルギー・ハウスが義務化された事で家庭用燃料電池が普及しました。
自然再生エネルギーの固定価格買い取り制度の満了を機に、買取価格が3分の1に下落した事で太陽光発電システムの普及に限りが出てしまいました。
しかし、ウクライナ侵攻と長期金利の利上げができないことによる円安による電気料金の値上げにより、注文住宅に太陽光発電システムと家庭用燃料電池を設置するだけでなく、東北地方や日本海側で自家発電装置を設置する注文住宅が増えています。
背景には、電気料金が、1kwあたり40円を超えることから家庭用燃料電池の寿命とされる20年でしっかり減価償却ができる事があり、東北地方や日本海側では雪が多く太陽光発電システムが思う様に活躍ができず、災害時にも活躍できる自家発電システムを設置する注文住宅が増えています。
木造の注文住宅なら、2×4工法をおすすめします。
注文住宅は、重鉄骨造やRC造よりも木造で建築される事が多く、一般的に日本古来の在来工法か2×4工法で建築されています。
在来工法は、建築基準法で定められた太さ以上の通し柱や管柱などの材木にホゾを切って組み合わせる建築方法であり、家にかかる力が材木の接合部分に集中することから帯金物や筋交で補強されています。
2×4工法の注文住宅は、断面が2インチ×4インチの木材を合板に打ち付けて、一枚板の様な壁や床をマッチ箱の様に組み合わせて家を形作っていきます。
その為、壁や床の接合部分は、在来工法の様に材木が組み合わさる点ではなく面であり、家にかかる力を面で受け止めることから耐震性や耐久性に優れている建築方法です。
屋根面積によっては、総重量で3トンを軽く超える事もある瓦ではなく、カラーベストやガルバリウム鋼板など軽量な屋根材を使用する事が多く、住宅上部の重量が軽いと言う点でも耐震性と耐久性に優れています。また、建築木材が安い事や建築の工期が短いなどのメリットもあります。
注文住宅は土地代と建物代の両方を考えなければならない
注文住宅を選ぶ場合には、土地代と建物代の両方を考えなければなりません。人気のエリアに建てたい人は、面積の狭いところでもかなりの高額なることを知り、資金計画を立て直すような事態に陥ることもあります。
場合によっては建物よりも高くなるケースもあり、総額にも影響を与えます。注文住宅の計画を立てる時にはあらかじめ予算を決め、その範囲内で収まるようにしますが、土地の値段が高額になると建物の費用を抑えなければなりません。
建物の方も妥協できる部分は妥協して、これ以上落とせる部分がないという場合には、駅から少し離れた場所にしたり最寄り駅を変更するのも一つの方法です。駅からの距離は、やはり価格に深くかかわる部分です。
近い場所にあると人気が出て購入希望者が殺到しますので、自然と価格が高くなります。少し離れると利便性を不安視して躊躇する人も出てくるため、安くなっていて入手しやすく感じます。あらかじめ予算を伝えれば、不動産屋でも探してくれるはずです。
注文住宅を建てたら納税しなければならない固定資産税に関するルール
注文住宅に住み始めた後から納税することになる「固定資産税」は、毎年1月1日の時点で土地・家屋・償却資産のうちのいずれかを所有し、自治体保管の台帳に記載されている者に対し、4月1日から翌年3月31日までの1年度分の税を課すという性質の税金です。
申告納税制度の対象ではないため、税額は自治体側で計算され、納期が近づいてきた頃に送られてくる納税通知書を見れば税額がわかります。納期は4期設けられており、1期目の納付を行う際に1年度分を一括で納めるか、1期分ずつ納税するかを決めます。
固定資産税は、課税標準額に自治体で決めた税率を乗じて計算します。課税標準額は評価額となっているので、これを知ることができれば自分で計算可能です。
自身の注文住宅の評価額は、証明書を取り寄せればわかるほか、一定期間設けられる台帳の縦覧期間に市町村役場へ行って申請を行えば見ることができます。
注文住宅完成後に申告書を提出し、特例措置の適用を受ければある程度軽減されるものの、税額はまとまった金額となるので、実際に納税を行う前に確認しておくと良いでしょう。
市街化区域に注文住宅を建てる場合の条件や注意点など
これから注文住宅の建築を検討している方の中には、市街化区域に予定地のあるケースがあるかもしれません。市街化区域とは都市計画法で指定された都市計画区域の1つであり、すでに市街地を形成している区域と、おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街地として整備を図るべき区域を指すのが通常です。
ここでは道路や公園あるいは下水道などの公共施設を優先的に整備し、住宅や商業施設などの建築促進を目的としています。
そのため市街化調整区域と比べて建築の自由度が高く、土地の利用価値も高い傾向にあります。ただしこのような地域に注文住宅を建てる場合には、特別な許可や複雑な手続きが必要になる場合もあるので、事前にしっかり理解しておくことが求められます。
例えば都市計画法に基づく許可を得ずに建築を行うことができませんし、環境保全や防災などの観点から、建築物の高さや敷地面積などの制限が設けられている場合もあります。
さらに市街化調整区域への区域編入が行われるケースもあり、こうなると建築の自由度が制限されるため、事前に十分な調査が必要です。
不動産取得税を確認してから注文住宅を建設
注文住宅を建設する場合は、予算や税金の確認など事前の準備も大切です。
不動産取得税とは、建物や土地などの不動産を取得すると課せられる税金を指します。
固定資産税とは異なり、不動産の取得時だけ支払う税金です。
所得税は国の税金ですが、不動産取得税は都道府県が課税している地方税になります。
計算で使う不動産価格は固定資産税の評価額になるため、建物の建築費は実際の5割から7割が目安です。
土地を購入して注文住宅建てる場合は、土地と建物の両方に税金が課せられます。
特定の条件を満たしていると、軽減措置を受けることができます。
注文住宅は間取りや内装、外観を家族の希望に合わせて自由に決められます。
建築のプロセスも把握できるので、理想の住宅を実現できます。
納期や予算も自由に設定できますが、全体の費用を計算する際には後で納付する税額も確認します。
支払う金額を忘れて必要な申告を怠ると、ペナルティを課せられる可能性があります。
注文住宅購入の過程でつくられる文書の中には印紙税の課税対象が含まれる
注文住宅を購入する過程では、さまざまな文書が作成されて受け取ることになりますが、実はその中に税金の課税対象となるものが存在します。
それは土地の売買契約書、建物の建築工事請負契約書、住宅ローンの金銭消費貸借契約書で、課税される税金は「印紙税」といいます。
業者からわたされる見積書を見ると「印紙代」と記載されていることがありますが、これは実際には税金であり、収入印紙代がそのまま納付する税額となります。
注文住宅を手に入れるまでの過程でつくられる契約書に対する印紙税の税額は階層分けされており、文書に記載される契約金額が含まれる階層に応じて決まります。例えば、建築工事請負契約書に記載されている金額が1,500万円だったとすると、これは1,000万円超5,000万円以下の階層に入るので、印紙代は20,000円です。
しかし、2023年11月の時点では、2024年3月31日までにつくられた建設工事の請負契約書については軽減の対象とされているので、実際の納付額は半分の10,000円となります。文書には1万円分の収入印紙が貼られ、当事者に渡されます。